いつまでもお元気で
岡崎 長寿祝い高齢者宅訪問
岡崎市は14日、老人の日(9月15日、老人福祉法で制定)の記念事業として、今年末時点で99歳以上になる市民を戸別訪問し、長寿を祝った。
12月に100歳を迎える六供町の内山田亀男さん宅には、内田康宏市長が訪問。市や国の祝金品を手渡した。
長崎県出身の内山田さんは教員を経て、戦時中の20代半ばでトヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)に入社。主に開発部門で働き、クラウンなどに携わったという。長男の竹志さん(72)は同社の会長。
食事では好き嫌いなく出された物を口にする。日課は散歩。読書を好むほか、新聞は毎日1時間以上かけて隅々まで読む。また、自分なりに健康について考えたことをまとめている。市長訪問を受け「言葉が出ないほどうれしい。今後の目標というものは特にないが、生きがいをどう見いだすか。毎日やることが多い」と笑顔で語った。
市は15〜21日に今年末時点で87歳になる市民にも祝金品を贈る。9月1日現在、87歳の対象者は1545人、99歳は96人、100歳以上は156人(いずれも見込み数)。市内の最高齢は1909(明治42)年生まれの巴一作さんの109歳。(竹内雅紀)