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東海愛知新聞

仲間に救われた大会

岡崎の水越大暉さん
世界身体障害者野球Vを報告

岡崎市教育委員会事務局総務課の水越大暉さん(19)が日本代表の投手として出場した「第4回世界身体障害者野球大会」(1、2日・G7スタジアム神戸)で、出場5カ国・地域の頂点に立った。水越さんは「チームメートに救われた大会だった」と振り返った。()

大会は日本、台湾、韓国、プエルトリコ、米国の総当たり戦で、日本は全勝。前大会で優勝を争って敗北した米国を無失点に抑え、10得点の大差で勝利した。

最速120キロを繰り出す左腕の水越さんは、日本が最も苦戦を強いられた第1試合の台湾戦に先発して完投。日本が1点を先制した後の2回表で、3者連続の四球を出し、この試合唯一の失点を許した。「先制点の死守に意識が向くあまり、1人で野球をしてしまった」と水越さん。

前大会以降から実力を伸ばしているという台湾は、手堅い守備でミスが少ないチーム。1対1の同点に追いつかれた後、日本はわずかな守備の隙を突いて2点を追加し、3対1で勝利したが、全試合を通して最も接戦になった。

水越さんは11日、内田康宏市長に喜びを報告。「開幕戦で完投できたのは人生の中で大きな経験。世界大会の舞台で自らの野球を貫くのが、いかに難しいことなのかを学んだ」とし、「各国・地域の選手と再戦を誓った4年後の第5回大会の日本代表入りを見据え、まずはまだ経験のない国内リーグの日本一を目指す」と決意を新たにした。

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