ブタの小腸の長さは
岩津小 内臓観察で人体の仕組み理解
岡崎市岩津小学校で11日、ブタの内臓の観察を通して人体の仕組みを学ぶ「自然科学教室」が開かれた。市の理科教育推進事業「スーパーサイエンススクール」の一環。深谷精肉店(同市元能見町)の深谷清さんが講師となってブタの内臓を持参し、6年生児童らに紹介した。(大山智也)
深谷さんは、用意した内臓を机の上に並べると、心臓や肝臓、小腸などの各部位を手に取り、その働きを紹介。焼き肉の「ホルモン」としてなじみ深い小腸や大腸をはじめ、ゴムホースのような気管支が付属した肺など、食用部位として食卓に並ぶ部位から、一般販売されない珍しい部位まで、それぞれの特徴を解説した。
児童らは、内臓を指で突いたり、持ち上げたり、においを嗅いだりしながら間近で観察。「臭い」「ひんやりする」「ぬるぬるする」と言いながら、小腸の端から端までを持って長さを計る児童もおり、写真や映像では分からない、実体験ならではの新鮮な驚きや発見を楽しんだ。