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東海愛知新聞

国体で優勝目指す

岡崎城西高校3年の杉浦さん
高校総体ケイリンで3位

岡崎城西高校3年の杉浦菜留さん(18)が6日に静岡県伊豆市の日本競輪学校で開かれた全国高校総体自転車女子ケイリンで3位入賞した。競技を始めて約2年。全国大会初の表彰台を喜ぶとともに次の目標に向けて練習に励む。()

杉浦さんは勤務先で自転車競技を行う父輝基さん(49)の影響もあり、高校1年の9月に始めた。週6日の練習に加え、体幹やバランス、ペダルのこぎ方に優れており、半年後には全国大会へ出場するほどまでに成長した。

高校生活最後の夏に懸ける思いはひとしお。夏休みは、猛暑の中で豊橋市の豊橋競輪場で特訓を積み、自信をつけた。本番では思い描いたレース展開とは異なったが、最後の直線は粘り抜き、僅差の3位。「優勝を狙っていたので少し残念だけれど、何とか粘れた。支えてくれた周囲の方々に感謝したい」と話す。輝基さんは「精神面が大きく成長した」と評価する。

2年間でタイムは伸び、最高速度は時速60キロに。「お気に入りのジーンズが履けなくなった」と競技者特有の太ももの太さに悩むが、鍛え上げた証しであり、誇りでもある。

高校卒業後は競輪学校進学を希望する。9月に一次試験を控えており、直後には福井県での国体がある。「昨年は予選落ち。この勢いで優勝したい」と静かに意気込む。

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