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東海愛知新聞

本宮山の昔の道

豊川市在住の杉下さん 書籍を自費出版
岡崎の登山ルートも

豊川市在住の杉下五十男さん(72)がこのほど、岡崎、豊川、新城3市にまたがる本宮山(789メートル)への昔の道を紹介する書籍『本宮山―昔の参拝道を歩く』を自費出版した。

頂上付近には砥鹿(とが)神社があり、信仰の山としても知られる同山。江戸時代の絵図や明治時代の陸軍の測量図などを参考に、一般的には知られていない道を中心に7年間で約500キロ以上歩いて調べた。道中には一丁(約109メートル)の道のりを示す石「丁石」や道しるべなどがあり、かつての参拝道の“証拠”が残っていたという。

登山ルートは、豊川市側から北上する表参道のほかにも新城市側ルート、岡崎市のくらがり渓谷からのルートなどがあるが、今回の調査では、岡崎市雨山町や東河原町からのルートも確認できた。

登山が趣味の杉下さん。20代半ばから同山に登っており「地元の人たちにも関心を持ってもらえたら」と話す。A5判、470ページ。2,700円。岡崎市内では正文館書店シビコ店で販売している。()

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