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東海愛知新聞

公共施設を緊急調査

岡崎 大阪北部の地震受け

岡崎市教育委員会は、大阪府北部で発生した地震で登校中の児童が倒壊した小学校のブロック塀の下敷きになって死亡した事故を受け、19日から市内全ての小中学校67校の通学路・校内設備の緊急点検と、市教委・市建築部の技術職員による全小中学校の現地調査を並行して行っている。

緊急点検は愛知県の通達を受けて各小中学校に要請した。各校は通学路で転倒の恐れがある高さ約1.2メートル以上の塀、壁、建物、自動販売機や校内のブロック塀、石を積み上げて作られた塀の有無などを点検し、27日までに報告する。点検報告について、市教委は「早い段階で公表したい」としている。

現地調査は22日までに、各校にある設備や工作物などが記録された学校施設台帳で、ブロック塀やモニュメント、掲示板などがあることが確認された17校を優先して損傷・劣化状況を調査。17校のうち、城南小学校のプールでは築40年のブロック塀(基礎部分含め高さ2.2メートル、延長約66.2メートル)のブロックや基礎部分に入っている亀裂が確認され、応急対応として囲いが設置された。

また、矢作東小学校ではブロックで作られた卒業制作のモニュメント(高さ1.8メートル)、城北中学校の校門にある掲示板(高さ2.4メートル)も、「大きさや形状から安全性の不安が払しょくできない」として同様の対応が取られた。

現地調査が済んでいない残りの50校については、各校の点検報告を待って優先順位を決める方針で、30日までの調査終了を目指す。

さらに、市は小中学校を除いた市内の公共施設約930カ所のブロック塀などの有無の確認を、施設を所管する部署を通じて急いでいる。ブロック塀などがあった場合は現地調査を行うとしている。

問い合わせは、同課(0565―34―6750)へ。

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