豊田市は、災害時の情報伝達体制強化に向け販売した防災ラジオの受け渡しをこのほど開始した。年度内に一般型、聴覚障害者向けの文字表示型の2種類計約1万300台の受け渡しが予定されており、初回は7月11日までに約1500台を市防災対策課、各支所などで受け渡す。(大山智也)

同市では災害時、屋外スピーカーのデジタル防災行政無線やホームページなど複数の方法で災害情報を発信しているが、行政無線は山間部などの一部地域や荒天時に聞き取りづらく、インターネットを利用しない世帯もあることから、市の補助で希望世帯に防災ラジオを販売する計画を2016年度に策定。17年度中には、関連施設の送信局や配信局などを整備した。

防災ラジオは、聞き逃した場合に直近の情報を再生できる聞き直し機能のほかに、聴覚障害者向けに音声情報を文字に変換して表示させる機能などを搭載。一般型、文字表示型ともに販売価格は3,000円。

18年度販売分の受け付けは既に終了。19年度販売分の申し込みは、7月9日〜8月31日に受け付ける。希望者は、7月1日から同課や各支所窓口に設置される申込用紙に必要事項を記入して窓口に直接持参するか、同課にファクス(0565―34―6038)で。申込用紙は、広報とよた7月号に折り込まれるほか、市ホームページからも印刷できる。

問い合わせは、同課(0565―34―6750)へ。