目指すは全国大会
県立岡崎工業高 ものづくりコン東海大会出場
県立岡崎工業高校の生徒5人が、県内でこのほど行われた「第24回愛知県高等学校工業教育研究会総合競技大会」の「電子回路組立」「測量」「化学分析」の各競技で入賞し、愛知、岐阜、三重、静岡の東海4県の工業高校生が出場する「高校生ものづくりコンテスト東海大会」への出場を決めた。(横田沙貴)
総合競技大会の出場者総数は83校148人。このうち、電子回路組立は12校23人、測量は6校18人、化学分析は7校14人が出場した。
電算機部の3年澤岻功君は、制限時間内に指定された部品を組み込んだ電子基板を完成させて、指示通りの制御プログラムを作り、起動させる電子回路組立競技で優勝。土木部3年の安藤椋雅君、大須賀香晴君、早川友貴君は、3人1組で5カ所の測定地点間の距離や角度などを測り、計算で測定した地形を求める測量で優勝。化学技術部の3年内倉千汰君は、特殊な薬品を使い、水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの成分の分量を調べる化学分析で3位に入賞した。
東海大会で優勝すると、11月17、18日の全国大会へ出場できる。同校で20日、卒業生で組織する「岡工会」による激励会が開かれ、深谷壽久副会長が「岡崎工業高校の名声を全国に響かせてほしい」とエールを送った。