歴史感じる整備へ
籠田公園 土塁や町屋のイメージ再現
岡崎市は、かつての岡崎城の一番外側「総構え」の東端に当たる籠田公園(同市籠田町)が歴史を感じることができるよう8月から整備する。6月1日開会の市議会6月定例会に整備工事請負契約議案を提出する。(竹内雅紀)
整備の主な特徴は
- 公園東側に土塁をイメージした盛り土を設置
- 園内を通っていたとされる東海道二十七曲り沿いに常夜灯を移設し明かりを点灯
- 園内ほぼ中央を南北に走る二十七曲りを舗装材(道幅3メートル)で整え、4カ所ほどに当時の道幅(5.4メートル)を石板表示で再現
- 町屋をイメージさせるため二十七曲り西側に休憩所に相当する東屋、植物を絡ませる日陰棚の緑廊(パーゴラ)を設置
- 夜でも東屋やパーゴラの下で読書ができ、人が集える高照度の照明を配備
- キッチンカーの乗り入れ空間の確保や電源12基を配備
- 移動可能な椅子を100脚設置
―の7つ。
盛り土は高さ0.5メートル、幅1.2メートル、長さ20メートル。これまで北側にあったステージは東側に移設され、高さは約20センチ低くする。西側には遊具や噴水を設置するが、トイレは東側1カ所に集約する。
議案が可決されれば岡崎城下家康公夏まつり終了後に着工し、2019年3月29日までに完了する予定。工事費は3億6,504万円。朝日・松尾特定建設工事共同企業体が一般競争入札で落札し、既に仮契約を結んでいる。