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東海愛知新聞

蛍ラーメン販売へ

道の駅「藤川宿」 来月1日から期間限定

岡崎市東部の観光PRにつなげよう―。道の駅「藤川宿」が、額田地区の鳥川ホタルなどが乱舞するとみられる飛翔時期に合わせた6月1〜22日の金曜・土曜午後6時から9時まで、ホタルをイメージして内側が赤色、外側が黒色のどんぶりの底に光るサイリウムを付けた「蛍ラーメン」を販売する。併設されているコンビニを除き、開駅以来初めてとなる閉店後営業の試み。()

市内の観光スポットや特産品などを紹介する「きらり岡崎コーナー」で開駅当時から、保存会の観測をもとに市が更新した鳥川ホタルの飛翔状況を発信している同駅。鑑賞を心待ちにして情報を目当てに来駅する人も少なくない。新東名高速道路岡崎東インターチェンジの完成で、ホタル生息地へのアクセスがより便利になったため、市東部全体のPRに拡大させようと試験的に企画した。

蛍ラーメンは建物内の照明が落ちた屋外のイベントスペースで、サイリウムの光が映えるように販売を夜間に限定する。どんぶりは既製品で、サイリウムは本来、縁日などで売られている腕に巻く玩具。ラーメンを味わった後は玩具としても楽しめる。

肝心のラーメンそのものは、八丁味噌の使用などを条件に独自の麺料理開発に取り組む「岡崎まぜめん会」に加盟する移動販売型のラーメン専門店「和田屋」と洋食店「さん太」が考案する。1食600円以上で、味噌おでんやチャーシューどんぶり、土手煮などのサイドメニューも用意する予定。いずれのメニューも売り切れ次第終了となる。

期間中は2店舗が日替わりで出店。出店スケジュールは同駅のホームページに掲載する。また午前9時から午後6時30分までは同駅事務所(66―6031)でも問い合わせに対応する。

担当者は「ラーメンの味はもちろん、“インスタ映え"するようなユニークなどんぶりを写真に撮って楽しんでもらい、ホタル、額田地区、道の駅をPRしていきたい」と話している。

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