「友情の象徴」除幕
岡崎 ウッデバラ市と姉妹提携50年
岡崎市とスウェーデン・ウッデバラ市の姉妹都市提携50周年を記念して、ウッデバラ市から岡崎市に両市の友情を象徴したガラスの彫刻が贈られた。18日にはアルフ・ギルベリ市長らウッデバラ市公式使節団が岡崎市役所を訪れ、出迎えた内田康宏市長らと一緒に除幕した。(今井亮)
彫刻は高さ70センチ、重さ13キロ。ウッデバラ市に在住する芸術家のイングベ・ブロセンさんが今回のために制作し、作品は「Meeting(出会い)」と名付けられた。2つのガラスの塊が互いを抱擁するように1つになって形作る様子が表現されている。岡崎市は市役所東庁舎で展示した後、市美術館に設置する予定。
内田市長は「両市の友好関係を象徴している彫刻は半世紀もの間、姉妹都市としてともに歩み、未来を共有する両市を表すもの。今後も温かい交流を積み重ね、親密な友好関係を育んでいきたい」と歓迎。ギルベリ市長は「50年という年月を重ねることができてうれしく思う。姉妹都市提携60周年に向けて両市だけでなく、学生・市民同士の交流も発展していきたい」と述べた。
使節団は21日まで滞在し、岡崎公園などを視察。また使節団に同行しているスウェーデン・ウッデバラ室内合唱団代表3人は、きょう19日午後2時30分から高年者センター岡崎で光ヶ丘女子高校合唱部とミニコンサートを開く。あす20日は午前10時45分から、市シビックセンターのコンサートホール・コロネットでコーラスステージとして、姉妹都市提携50周年記念で作曲された「私たちは宇宙の子ども」やスウェーデン民謡などを披露する。
岡崎市は8月に高校生訪問団、10月に内田市長ら公式使節団と市民使節団をウッデバラ市に派遣する予定。両市は同じ花崗岩の上に築かれているという都市の成り立ちから、1968(昭和43)年9月17日に姉妹都市提携を結んだ。