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東海愛知新聞

美しき日本刀

家康館の企画展

岡崎公園内の三河武士のやかた家康館で企画展「美しき日本刀―三河地方の刀剣を中心に」が開かれている。会場では、平安時代から昭和年代にかけて作られた日本刀47点を2期に分けて展示する。前期展は5月21日まで、後期展は同23日〜7月1日。()

特別展示室は三河地方の刀、1階展示室は他地域の刀を中心に並べている。三河の刀では、名槍「蜻蛉切」の作者が鍛えた打刀「猪切」や、岡崎市矢作地区の寺院周辺を拠点にした刀工集団「薬王寺派」の打刀、旧足助町(現豊田市)に鍛錬所を構えた刀工が1943(昭和18)年に手掛けた太刀などが出品されている。

目玉は、名刀「童子切」で知られる、平安時代の刀工「安綱」の太刀。(なかご)(柄と刀身を固定する部分)はさびているが、「安綱」と刻まれているという。

展示室には日本刀の部位の名称や鑑賞ポイントなどをまとめたパネルを掲示している。

入館料は、大人(中学生以上)360円。小人(5歳以上)200円。市内の小中学生などは無料。6月23日には関連イベント「日本刀初心者講座」が巽閣で開かれる。対象は18歳以上。参加費500円。先着30人。申し込みは同月2日から同館(24―2204)へ。

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