ようこそ新1年生
三島小 公道を利用し交通安全教室
岡崎市三島小学校周辺で27日、同校の新1年生70人を対象とした交通安全教室が開かれた。学区内に幅員が狭く交通量の多い道路や線路があることから、まだ通学に不慣れな児童らが交通事故から身を守れるよう、毎年この時期に公道を利用して実施。県トラック協会西三支部、岡崎自動車学校などが協力した。
児童らは、教員らの先導で同校を出発し、折り返し地点の名鉄東岡崎駅東側踏切に向かって徒歩で移動。歩道の幅が狭い道路や見通しの悪い急カーブを通り、交通事故につながる可能性がある危険な場所などを確認した。
折り返し地点では、踏切の横断訓練を実施。児童らは、横断歩道を渡る要領で左右の安全を確認し、手を挙げて踏切を渡った。横断途中に電車の通過を予告する警報機が鳴ると、転ばないよう注意しながら急いで横断。遮断機越しに目の前を通過する電車を見て「赤い電車が来た」「白いのもあるよ」と興奮した様子だったが、再び遮断機が上がると、十分に安全を確認してから渡っていった。
また、校内では大型トラックによる巻き込み事故や出会い頭の衝突事故の実演、訓練用信号機を使った道路横断訓練なども行われた。(大山智也)