甘い香りで出迎え
岡崎公園 五万石ふじ見頃
岡崎公園の乙川堤防道路沿いにある藤棚(広さ1300平方メートル)で、市の天然記念物「五万石ふじ」が、優美な花と甘い香りで観光客を迎えている。
市公園緑地課によると、今年は3月に気温の高い日が続いた影響で例年より10日程度早く咲き始めた。いつもなら大型連休中盤まで続く見頃も、4月末には終息しそうだ。
公園管理者の観測によると、花穂の長さは23日現在で約80センチ。風に揺れる花穂から紫色の花が次々と舞い落ちる中、観光客が写真などに収めていた。
五万石ふじは1963(昭和38)年に市の天然記念物、70年に市の花にそれぞれ指定された。園内では5月6日まで「五万石藤まつり」が開かれている。(今井亮)