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東海愛知新聞

市営住宅4カ所集約

美合町に「五本松住宅」

岡崎市は17日、いずれも築40年以上で老朽化した市営住宅(ひばり荘、陣場荘、大池荘、大平荘)を集約して同市美合町の国有地に建設する「(仮称)市営五本松住宅」の概要を発表した。複数の市営住宅を集約して建て替えるのは市内で初めて。()

基本設計によると、昨年3月に4億1,000万円で取得した国有地約9,950平方メートルに、エレベーターを設置した6階建てのA〜D棟の4棟(延べ床面積計9300平方メートル)を建設する。現在の市営住宅4カ所を合計した戸数と同じ150戸を維持。入居する世代に応じて、部屋の間取りを1DK〜3DKに分ける。

敷地内には交流スペースとなる集会所(延べ床面積130平方メートル)や公設民営の放課後児童クラブ(同110平方メートル)、児童遊園を併設。駐車場は160台分、駐輪場は225台分を確保する。

今年度に実施設計を行い、国有地に立っている既存の官舎解体を含めて着工。2020年度にかけて建設する見通し。バリアフリー化を伴う市営住宅4カ所の個々の建て替えについて、市は敷地面積から困難と判断した。

国有地取得費を除いた総工費は31億円。市住宅課によると、4カ所集約の建て替えは、個々の建て替えに比べ2億円のコスト削減に。ひばり、陣場、大池各荘は羽根学区、大平荘は男川学区だが、五本松住宅は小豆坂学区となる。

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