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東海愛知新聞

中高生が情報誌制作

岡崎市立中央図書館 文科大臣表彰決まる

岡崎市立中央図書館がこのほど、「子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)」として文部科学大臣表彰を受けた。子どもの読書活動に対して優れた取り組みを実践している全国の学校、図書館、団体(個人)が対象で、愛知県内の図書館では同館のみが選ばれた。()

同館が隔月で発行しているA4判8ページの図書館情報誌「図書缶」の編集には10年前から、有志の中高生が参加。「勉強や部活で活字離れしないでもらいたい」と、中高生に毎月参加を募っている交流会(編集会議)には多い時で10人以上が集まり、編集員となって掲載する記事の担当を分担する。

手描きのイラストが表紙を飾る情報誌には、編集員や市内の各中学校の生徒が持ち回りで薦める図書の紹介をはじめ、編集員が執筆したオリジナル小説などを掲載している。情報誌は館内をはじめ、市立額田図書館や市民センターの地域図書室、各中学校に配布している。

また、館内の設備面としては十代向けの図書を集めた「ティーンズコーナー」や十代が優先的に使用できる自主学習部屋「ティーンズルーム」を備えている。

各中学校の生徒が図書を薦める情報誌の紙面企画について、「中高生は同世代が薦める図書に親近感を覚えやすい」と同館担当者。「中高生に向けたさまざまな図書館サービス(ヤングアダルトサービス)は一般的になりつつあるが、図書館情報誌を制作する編集員を中高生が務めるケースは珍しいのでは」とし、「引き続き『情報誌の制作に参加したい』という中高生の自主性を尊重して、同世代への輪を広げてもらうことでヤングアダルトサービスの盛り上がりにつながれば」としている。

愛知県内の表彰では「学校」で瀬戸市長根小学校、豊橋市磯辺小学校、名古屋市植田南小学校、「個人」で古川よし子さんが選ばれた。

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