勇壮な時代絵巻
あす 市街地一帯で家康行列
総大将で俳優・松平健さん登場
岡崎の桜まつりのメーンイベント「家康行列」(岡崎市、同市観光協会主催)があす8日、同市の中心市街地一帯で行われる。俳優の松平健さんがふんする総大将・徳川家康を最後尾に、公募で選ばれた徳川四天王や華やかな姫列など総勢約700人で編成する行列が、約3.5キロにわたって勇壮な時代絵巻を繰り広げる。
市観光推進課によると、徳川家康列は42人で編成。3つの葵紋が連なった「三連葵旗」の旗持ちを先頭に、十二神将や鉄砲隊などが続き、兜持ちを従えて馬に乗った家康(松平さん)が登場する。松平さんを取り巻く隊列は、羽根学区総代会が務める。
岡崎市制施行100周年から提携自治体を招いている「新世紀岡崎招待列」は、家康が関ケ原の戦いを繰り広げた岐阜県関ケ原町(ゆかりのまち)から、石田三成列(20人編成)が参加する。石田三成役は同町職員が務め、隊列は配役と同時に公募で決まったイベントサポーターで構成する。
家康が出陣の際に戦勝祈願した伊賀八幡宮で、午後1時から出陣式が行われ、松平さんがあいさつに続いて出陣の掛け声を上げる。行列は1時30分に同八幡宮を出発。最初の中継所となる「本町通1丁目」(三菱UFJ銀行岡崎支店前)を通過するのは2時5分。
康生通交差点を左折して2時20分に2カ所目の中継所「籠田公園」、2時45分に最後の中継所「東岡崎駅前」(北口)をそれぞれ通過し、3時に乙川左岸河川敷に到着する見込み。
河川敷では3時30分ごろから、「大坂夏の陣」を再現した戦国模擬合戦が披露される。会場の「本陣」席で見学する松平さんは終了後に再びあいさつをする予定。
荒天中止。雨天時の開催は当日午前10時から専用ダイヤル(0180―99―1133)で確認できる。(今井亮)