スパイス香る本格カレー
インド・ネパールレストラン「ヒマラヤ」
岡崎市六名南2の県道岡崎桜井線沿いにあるインド・ネパールレストラン「ヒマラヤ」が、本格的な南アジア料理を味わえるとして注目を集めている。ネパール国籍の店主KCギャンさん(40)は、富山県のパキスタン料理の名店「カシミール」で総料理長を務めた熟練の料理人。その柔和な人柄や、ほかでは味わえない本場の味を求めて県外から足を運ぶ根強いファンもいるという。(大山智也)
ギャンさんは、15歳からネパールやインドのレストランなどで料理人としての修業を始め、2003年に来日し、以来同店の厨房に立ち続けた。永住権の取得を機に昨年11月、親類の紹介で岡崎に移住し、念願の独立開業を果たした。
インド・ネパール料理の代名詞ともいえるカレーは、砂糖を使わずにトマトやタマネギなどの自然の甘みを引き出し、10種類以上のスパイスを組み合わせて作る本格派。具だくさんなのが特徴で、骨付きの羊肉を使ったマトンカレー、器からあふれんばかりのひよこ豆が盛られたチャナマサラなど約25種類がそろっており、バスマティと呼ばれる細長いコメを肉や野菜、スパイスと炊き上げる「ビリヤニ」も名物の1つ。
また、国籍や宗教を問わず多くの人に料理を味わってほしいという思いから、全ての料理がハラール(イスラム教の戒律で合法)に対応している。
営業時間は午前11時〜午後3時、5時〜午前0時(ラストオーダー午後11時30分)。問い合わせは、同店(64―5464)へ。