大須賀町長が急逝
幸田 5月末までに選挙
幸田町長の大須賀一誠(おおすか・いっせい)氏が4日、胸部大動脈瘤の出血性ショックのため死去した。69歳。通夜は6日午後7時から、葬儀は7日午後1時から、同町菱池岩堀57-1、JAあいち三河幸田ふれあいセンターで。喪主は長男・朋成(ともなり)氏。
大須賀氏は同町出身。1975(昭和50)年に町役場に入庁。総務部長や福祉部長などを務め、2006年に町助役(現副町長)に就任。10年の町長選で初当選、14年の町長選では無投票で再選した。任期中は事業仕分け(11〜13年)、町村合併60周年記念事業(14年)、長崎県島原市との姉妹都市提携締結(17年)などに取り組み、愛知県町村会長、全国町村会副会長も歴任した。
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町によると、大須賀氏は3月25日から腸壊死による体調不良で岡崎市民病院に入院。26日には手術を受けて快方に向かっていたが4月4日朝に容体が急変した。任期中の町長の死去は初めて。
町では成瀬敦副町長を職務代理者として設置する予定。書類決済などは成瀬副町長や部課長ら決済権限を持つ管理職が代行。行事などへの参加は成瀬副町長が対応する。
7月31日告示、8月5日投開票の日程で予定されていた任期満了(8月29日)に伴う町長選は現職の死去により実施時期が早まり、5月27日までに行われる方向で調整が進められている。町選挙管理委員会によると、公職選挙法で在職中の首長が死去した場合、選管は自治体が首長没後5日以内に発する通知を受けてから50日以内の選挙実施が定められている。
町長選と同日程の町議会議員補欠選(被選挙数1)は、変更された町長選と同日に行われる。(横田沙貴)