山頂までの道整備
天使の森 環境学習の場所づくり
水源地保全のため岡崎市額田地域の山林を自然林に戻す活動「天使の森プロジェクト」を行うNPO法人アースワーカーエナジー(小原淳理事長)はこのほど、同市東河原町の山林で“山頂"から下山できる新たなルートを開設した。
平成24年に始動した同プロジェクトでは、敷地面積13.5ヘクタールのうち山頂(標高530メートル)を含む4ヘクタール分を自然林に戻し、環境学習の場の1つとなるよう整備を進めている。
これまでに森の南東部に利用者の車が駐車できるスペースをつくり、山頂までの徒歩コースを整備したが、今回は18人のボランティアが草刈り機や鎌などを使って約200メートル区間を切り開き、山頂までの新たな道をつくった。これにより山頂付近は周回できるようになり、林道は延長約2キロ超となった。
4月以降は4カ所目となるドングリの苗木の植樹(森南部の約1200平方メートル)をしたり、看板を設置したりする予定。また、森の維持管理は昨年8月に設立された団体「額田里山ユニオン」とも協力していく方針だ。(竹内雅紀)