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東海愛知新聞

自分だけのコーヒー 楽しんで

幸田の喫茶店 豆にこだわり

幸田町芦谷に自家焙煎のコーヒー豆販売とコーヒーを提供する喫茶店「焙煎処 reigen coffee labo(レイゲンコーヒーラボ)」が開店した。豆から入れた「レギュラーコーヒー」の魅力を広めようと、コーヒーを主軸にしたメニューを展開。店主の山本浩之さん(52)は「コーヒー豆の焙煎や入れ方によって味は千差万別。自分だけのコーヒーを見つけて楽しんでほしい」と話している。(横田沙貴)

■半熱風型焙煎機

同店は1月8日、JR幸田駅前通りのアーケードの一角にオープンした。

店内にはガス火と熱風を使う「半熱風タイプ」の焙煎機があり、約30分かけて生豆を煎じる。生産地や品種、顧客の好み、飲む場面などに合わせて焙煎の度合を調整できる。

棚には、ブラジルやグアテマラ、マンデリンなどのストレートコーヒー(単一産地のコーヒー)に、ブレンドコーヒー豆、ペーパードリッパーなどが並ぶ。4人掛けテーブル4席と1人掛けテーブル3席があり、ストレートコーヒーは500円、ブレンド、アメリカン、炭焼き、カフェインレスなどは450円。

営業時間は午前9時〜午後7時。不定休。店の前に駐車スペース(3台分)もある。問い合わせは、同店(63―6373)へ。

山本さんは同町菱池在住で、西尾市吉良町で喫茶店を25年間経営。約7年前に東京都内で行われたコーヒー関連の展示会で試飲したエルサルバドル産のコーヒーの味に感動し、豆にこだわるようになった。そして、四半世紀の節目を機に幸田でコーヒー専門の店舗を開いた。

■自作のドリップパックを店頭に

課題は、手軽にレギュラーコーヒーを味わう方法。「湯とコーヒー豆だけでなく、フィルターや専用機器が必要になる。そのため、手軽なインスタントを選ぶ人も多い」と山本さん。解決策として、自家焙煎の豆を入れたドリップパックを作り、店頭に並べている。湯を注ぐだけで入れたての一杯を味わえる。今後は豆の種類を増やし、夏に向けて水出しコーヒーの開発を行うという。

山本さんは「レギュラーコーヒーのハードルを下げ、幸田から日本のコーヒー文化を発信したい」と意気込んでいる。

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