空手日本一の快挙
幸田町荻谷小 稲吉さんが全勝で達成
幸田町荻谷小学校4年の稲吉美月さん(日本空手道不動会)が、11月に名古屋市で行われた不動会主催の「第55回スーパーファイティング全日本空手道選手権大会」小学女子8の部で優勝した。今年1年間は公式戦で全勝。同大会以外にも愛知、岐阜の2県、北信越の4大会を制覇し、“グランドスラム”を達成した。(横田沙貴)
グランドスラムも
スーパーファイティング空手道は、2人の選手が突きや蹴りの直接攻撃でダウンや有効打を取り合う空手道の一種。出場部門は選手の身長と体重、学年(年齢)をもとに算出されたポイントごとに振り分けられ、同じような体格の選手が集まる。
全国大会には2562人が出場。小学生女子は20部門あり、平均身長約126センチ、体重約26キロの8の部は15人がトーナメント戦でしのぎを削った。稲吉さんは「グランドスラムを懸けた大会で、緊張との戦いだった」と振り返った。
稲吉さんは、小学1年のときに空手の試合をテレビで見たのを機に、不動会へ入門。負けず嫌いで、稽古では5、6年の男子児童と練習を積む。荻谷小と岡崎市内の3教室で週4日、大会直前には週6日を空手に費やし、月に1度は豊田市で出稽古を行う。
来年の目標は「これからは研究される立場になるが、優勝し続けたい」と答えた。