ワンダフル
岡崎のガラス工房 干支の置物制作中
岡崎市リサイクルプラザ内のガラス工房葵で、市内で回収された廃瓶を使った来年の干支「戌(いぬ)」の置物が制作されている。同工房のスタッフが毎年、デザインを考案して販売している干支のシリーズで、今回は顔を少し上に向けた愛くるしい表情が例年以上の人気を集めている。(今井亮)
置物は高さ約8センチ、体長約9センチの“手のひらサイズ”。「身近な動物であるイヌをいかに正月らしく彩るか」と試行錯誤した結果、土佐犬のような鈴が付いた綱が首に巻き付いたデザインになった。色ガラスで色付けされた白色、琥珀色、グレーの体に、それぞれ赤色と紫色の綱が巻かれた計6種類がある。
制作は、集められたウイスキーの空瓶を1400 °Cの高熱で溶解。竿で巻き取った溶けたガラスを引っ張ったり、切ったりしてイヌの形に整える。1個当たりにかかる制作時間は25分程度。多い日で30個を仕上げるという。
生産は9月に始まり、14日までに約1000個を作った。1月初旬まで計1200個を作る見込み。価格は1,780円。同工房など市内6カ所で販売されている。スタッフの加賀城未智さんは「正月をいい気分で迎えていただけるように一生懸命作っているので、手に取ってもらえたら」と話している。
販売場所や営業時間などは次の通り。