5周年特別記念切符を販売
岡崎 道の駅「藤川宿」
岡崎市藤川町の道の駅「藤川宿」で9日、開駅5周年を記念して「5周年大感謝祭」が始まった。きょう10日まで、屋内・屋外両会場で温かい料理の振る舞いやショー、5周年記念特別切符の販売、旬の果物の詰め放題などで駅利用者を歓迎する。また、初日には駅に近い愛知産業大学の学生がデザインした記念バナーもお披露目された。(大山智也)
■軌跡のパネル展示 果物の詰め放題も
エントランスホールでは、駅建設前の藤川町と現在の姿を見比べる写真展示や過去5年の軌跡をまとめたパネル紹介コーナー、合格すると景品がもらえる藤川宿検定などを実施。記念切符は、きらり岡崎コーナーで販売している。きょう10日は、午前11時から屋外特設会場で八丁味噌を使った芋煮汁が振る舞われる(300食限定)。
ほかに、ミカンの詰め放題(300円)、子どもへの菓子のプレゼント(先着150人)、手作り雑貨市、大道芸人によるパフォーマンス(午後1時、2時30分)もある。
■学生考案バナー
駅正面入り口横に設置された記念バナーは、縦2.4メートル、横1.2メートル。藤川宿に対するイメージを基に同大造形学部デザイン科3年の西尾天汰さん(21)がデザインを考案し、格子戸やムラサギ麦などをモチーフとして字体にもこだわった。
午前10時から除幕式が行われ、駅利用者や関係者らが見守る中でバナーの幕が取り払われた。
西尾さんは「これほど大きなものを制作するのは初めてで、こうして形になったのを見ると達成感がある」と感慨深げに話した。バナーは道の駅の新たな象徴として、今後も現在の場所に掲示される。