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東海愛知新聞

避難所での対応学ぶ

県立岡崎東高 特別授業で障害者と交流

県立岡崎東高校で15日、障害者の講話や体験学習を行う特別授業「福祉教育プログラム」が行われた。

同プログラムは、岡崎市社会福祉協議会が今年度から行っている授業で、市内の小中学校、高校を対象にしている。同校では独自の教科「ウェルフェア(福祉)」の一環として企画。「避難所をモデルにユニバーサルデザインを考える」をテーマに全5回で障害者福祉と防災を学び、ユニバーサルデザインの理念を取り入れた避難所を考えるという。

この日は、3年生12人が受講。3回目となる今回は、生徒が3グループに分かれて、それぞれ視覚障害の女性、聴覚障害の女性、肢体障害の男性から話を聞いた。

障害者の男女は発災後の懸念事項として、避難所での車いすの移動や、円滑な意思疎通ができるかなどを挙げた。また、「避難所で障害者やお年寄り、けが人など困っている人を見かけたら手を貸してあげてほしい」と呼び掛けた。

生徒は講話の後、手話や車いすの介助、視覚障害者の視界の疑似体験、視覚障害者ガイド体験などを行った。

車いすの介助を体験した嶋那奈映さんは「障害者の話を聞けたのはいい体験になった。避難所で困っている人を見かけたら進んで協力したい」と話した。(横田沙貴)

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