滑り続けて60年
恵田小 落ち葉スキー場が開場
敷き詰めた松葉の上をスキー板に廃油を塗って滑り降りる岡崎市恵田小学校南側の「落ち葉スキー場」が16日、開場し、同校と県立岡崎聾学校の児童が滑り初めをした。
昭和32(1957)年に始まった落ち葉スキーは、コースの場所の変更や3年前の再整備を経て今年で開場60年を迎えた。この日の開場式では学区社会教育委員会がスキー道具を入れる倉庫を記念に寄贈した。
児童代表が4トントラック1台分の松葉が敷き詰められた初級、中級、上級コースを勢いに乗って滑り降りると、見守っていた児童から歓声が上がった。
上級コース(距離33メートル、勾配28 %)を滑り切った恵田小6年の下野航汰君は「滑る速さが増すのは怖いけど、小学校卒業までに5.8秒で滑り降りるようになりたい」と話していた。落ち葉スキー場は来年2月まで開場し、滑るコースやタイムなどを条件に設定された階級を児童が目指す。(今井亮)