乙川などで光の祭典
泰平の祈りとイルミネーション
岡崎市の中心部を流れる乙川で25日、川面に青く光るLED電球(直径約8.5センチ)約2万個を浮かべる「岡崎泰平の祈り」が行われる。岡崎公園では同日、LED電球約16万個で園内を彩る「岡崎イエヤスコウイルミネーション2017」が始まる。(今井亮)
岡崎泰平の祈りでは、川の上流に架かる殿橋から下流に架かる潜水橋までの約400メートル区間に電球を放流する。今回は岡崎青年会議所が協力し、竹灯篭約5000本を左岸に並べる。
電球の放流時間は午後5〜7時。4時45分〜6時15分は、右岸側の潜水橋のたもとに設けられる「いのり星特別放流受付」で、電球を実際に放流したり、並んだ竹灯篭に短冊を掲げたりすることができる入場券(1,000円)を先着500人に販売する。購入は1人1枚限り。
同時開催イベントとして、放流が始まる1時間前の4時に、名古屋市を拠点に活動する女性アイドルグループ「おとめボタン」がオープニングイベントに登場する。右岸河川敷では「乙川ナイトマーケット」(4〜9時)が開かれ、飲食物などを販売する約20店舗のブースが並ぶ。
イベントに伴い、乙川右岸沿いの堤防道路は4〜8時まで車両の通行が規制される。また潜水橋は有料エリアとなるため、3〜8時は通行できない。
岡崎イエヤスコウイルミネーションは午後5時30分から点灯をスタート。三河武士のやかた家康館前で行われる点灯式には、岡崎観光伝道師に委嘱されている人気ユーチューバーの東海オンエアが出席する。
国道1号沿いの大手門や徳川家康像をライトアップするほか、からくり時計周辺、神橋、清海堀を岡崎の桜や紅葉をイメージして電飾し、点灯する。点灯時間は午後5時〜10時。大みそかの12月31日は元日の午前5時まで。
またイルミネーションに合わせ、園内の岡崎城と観光みやげ店は、期間中の金、土、日曜の営業時間を8時まで延長する。