「ありのままを見て」
来月21、22日・幸田 障害児支援活動団体が集会
全国23都府県で展開されている障害児支援活動「ぷれジョブ」を行う各地の団体の集会「全ぷれセミナー2017in愛知」が10月21、22の両日、幸田町民会館あじさいホールで開かれる。初日は町内の障害児約10人と町南部中学校3年生有志、町内に製作所があるデンソーとグループ企業の社員有志のよさこいチーム「結仁」の計約50人による「南中ソーラン」が披露される。(横田沙貴)
全ぷれセミナーは、全国の団体が顔を合わせることで活動の輪を広めるとともに、各地域にぷれジョブを広く知ってもらおうと、年に1度開催。開催地は毎年異なり、愛知県では今回が初めて。
初日は午後1時から各地での活動報告会、5時ごろから南中ソーランが披露される。最終日は午前9時から、分科会や全国ぷれジョブ連絡協議会代表世話人の西幸代さんの講演などがある。
同協議会と、町内で活動する「ぷれジョブこうた」が主催。中島美奈子代表(48)は「セミナーを通じて、ぷれジョブに参加する子どもたちのありのままの姿を皆さんに見ていただきたい」と来場を呼び掛けている。
参加無料。ファクス(62―7254)かインターネットでの申し込みが必要。問い合わせは、中島代表へ。
中島代表らは、より多くの町民に関心を持ってもらおうと町内で盛んな南中ソーランの披露を企画した。全校で南中ソーランを踊る伝統がある南部中に参加を打診したところ、同校は地域貢献の一環として参加を快諾した。また、中島代表がデンソー幸田製作所の従業員であることから「結仁」の出演も決まった。
同校でこのほど行われた初顔合わせと練習では、それぞれが緊張した様子だったが、準備運動を兼ねたレクリエーションや練習を通じて打ち解けていった。今後は個別に練習を重ねながら、10月2日に全体練習を行うという。
同校ソーランリーダーの3年市川剛君は「自分たちが楽しみながら、観客にも楽しんでもらえるようにしたい」、結仁の園田翔太郎代表(30)は「踊り終わった後、全員が『楽しかった』と言うくらい楽しめるよう、サポートしたい」と話した。