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東海愛知新聞

ヨーグルトの国知る

県立岡崎聾学校 ブルガリア人講師と国際交流

県立岡崎聾学校で8日、外国人講師を招いた国際交流の時間が設けられ、小学部と中学部の27人が東欧州のブルガリアについて学んだ。児童や生徒は異国の文化や風習を理解した上で、手話や英語を使って質問をした。(竹内雅紀)

同校に招かれたのはブルガリア出身で公益財団法人名古屋国際センター地球市民教室講師のパストゥホフ・ストラヒルさん(36)。児童らは事前にブルガリアのことを勉強しており、同国旗の白・緑・赤の3色の意味について「平和・豊かな収穫・勇気」と認識していたが、ストラヒルさんは「白はヨーグルト、緑は豊かな自然、赤はバラと覚えてください」と日本語で冗談交じりに伝えた。

来日15年目のストラヒルさんは「ブルガリアといえばヨーグルト。キュウリやピーマン、ジャガイモと一緒に食べる」と母国の食文化について解説。特にキュウリとヨーグルトを使ったスープ「タラトール」については「日本でいう味噌汁」と表現した。また、持参した同国特有の調味料を児童らにも試食させた。給食の時間では、ジャガイモとヨーグルトを使った料理も用意された。

冬が長いことや学校の夏休みが3カ月あることなども紹介。コインを使ったゲームや民族衣装の試着体験などでは児童らの笑顔が多く見られた。

児童らは手話と英語で質問。「日本とブルガリアでヨーグルトの味は違うのか」には「同じ」との返答だった。小学部5年の加藤心咲さん(11)は「外国人に会うのは初めてだったけれど楽しかった」と振り返った。

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