冠婚葬祭用に様変わり
岡崎のイッシン よだれかけをおしゃれに
自動車用シート製造などを行うイッシン(岡崎市柱4、神谷一郎代表取締役)は付け襟やネクタイ、食事用エプロンとしても使える乳幼児用のよだれかけ「スタイエリッシュ」をインターネット販売している。同社のベビー服・用品ブランド「mava mimi」として売り出されている。(横田沙貴)
神谷代表取締役の妻正美さんが、双子の娘永田実希さんと井口知衣さんから子育ての相談を受ける中で考案。同ブランドで販売中の立体的な付け襟型の「ニニネネスタイ」、アスコットタイをモチーフにした「アスコットスタイ」の布地を白や紺色の水玉模様の綿生地で作り、冠婚葬祭などでも使えるようにした。スナップボタンで簡単に着脱でき、首回りの長さも2、3段階で調整できる。リバーシブルで、汚れたら裏返して使ったり、シャツの中にリボン部分をしまったりなどのアレンジもできる。
スタイエリッシュの名称は、よだれかけを意味する「スタイ」と「襟」を組み合わせ、「つけることでスタイリッシュになるように」という思いが込められている。
全て手作り。ニニネネスタイ型が女児用2種類(白と白、白と紺、ともに2,700円)と男女兼用1種類(紺と水玉、2,484円)、男児用のアスコットスタイ型(紺と水玉、1,836円)の計4種類。同ブランドの専用ホームページやYahooショッピングなどで販売している。問い合わせは、イッシン(58―5205)へ。
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正美さんは子どもや孫のために服やベビー用品などを手作りしている。開発を始めたのは約3年前。当時1歳の永田さんの長男はよだれの量が多く、スタイで自慢の服が隠れてしまうことが悩みだった。そこで、スタイ自体をかわいくしようとアスコットの原型を作り、永田さんに贈ったところ、永田さんのママ友から好評だったため、製品化を決めた。
その後、井口さんの長女が2歳のときにスタイを嫌がるようになり、かわいらしく使いやすいようにとニニネネを考えた。