「だりやちゃん」描き500回
岡崎信金資料館 いしはらいずみ原画展
岡崎市伝馬通1の岡崎信用金庫資料館で1日、同信金PR誌「おかしん」に連載中の4こま漫画「だりやちゃん」の500回記念として、作者で日本漫画家協会員のいしはらいずみさん(73)の原画展が始まった。10月11日まで。(竹内雅紀)
月1回発行の「おかしん」は昭和28(1953)年に創刊。同信金が花言葉で「感謝」を意味するダリヤを象徴花としていることから、51年1月にダリヤをイメージした少女「だりやちゃん」を主人公とした連載が始まった。今年の10月号で500回目となる。
会場には第1回から最新の第500回までの原画をスクリーンや額装などで展示。だりやちゃんの友達のキンちゃんや節目の回には作者自らが登場する場面も。当初と比べると顔のデザインが変化しており「顔が全然違う」と驚く来館者もいた。また、本紙で平成24年4月から週1回連載の「てんかくん」の原画もある。
市職員時代から休むことなく描き続けてきたいしはらさんは「3、4歳のだりやちゃんのモデルは自分の娘。兄から連載の話をもらった時には1年くらいと思ったが、41年も続いた。あっという間だった。岡崎信金には感謝している。これからも楽しんで描きたい」と話した。
入場無料。午前10時〜午後5時。月曜、祝日は休館。