岡崎市は、南海トラフ巨大地震の発生に備え、計画的な防災、減災、復旧・復興を図る対策として今年度中の策定を目指す「地震対策アクションプラン」の素案に対する意見(パブリックコメント)を、9月5日から10月5日まで募集する。計画期間は平成30〜36年度までの7年間。(今井亮)
素案は、平成26年5月に公表した愛知県と、翌年3月に公表した同市のそれぞれの被害予測に基づいて作成。減災目標は、想定される死者数最大約100人(冬の午前5時)を4割減の約60人、建造物の全壊・焼失棟数約3900棟を4割減の約2500人、避難所への避難者数約3万4000人を2割減の約2万6000人としている。
減災目標を達成するための個別の具体目標は、耐震診断や耐震改修補助などを活用して住宅の耐震化を現状の87.8%(27年)から95%(32年)に向上させる。また、現状420基ある耐震性防火水槽を毎年2基新設することなどを掲げている。
施策は防災、減災、復旧・復興に合わせた「命を守る」「生活を守る」「社会機能を守る」「迅速な復旧・復興を目指す」「防災力を高める」の5つの柱で構成。
―などの対策事業を盛り込んでいる。
素案は市防災課、市役所東庁舎1階の防災展示コーナー、支所、市のホームページなどで閲覧できる。パブリックコメントは住所、氏名(団体名)、連絡先を明記した上で、郵送(〒444―8601、岡崎市十王町2-9)、ファクス(23―6618)、Eメール(bosai @ city.okazaki.lg.jp)のいずれかで同課へ。
市内各地域の想定震度と主な被害予測は次の通り。