東海愛知新聞バックナンバー

 7月16日【日】

著名人らが講演

市民会館とりぶら 8、9月に市民大学開催

著名人と大学の学識者を講師に招く「岡崎市民大学」が8月26日〜9月30日、市民会館市図書館交流プラザ(りぶら)で開かれる。44回目の今年から、市内4大学の教授・准教授らが講演する「市民カレッジ」が組み込まれる。(今井亮)

著名人講師は東京海洋大学名誉博士の「さかなクン」さん(9月2日、市民会館)、作家の畑正憲さん(同)、落語家・僧侶の露の団姫さん(9月9日、りぶらホール)、ラジオパーソナリティの神野三枝さん(同)。

大学は愛知学泉短期大学の千賀敬之准教授(8月26日、りぶら103会議室)、岡崎女子短期大学の日野水憲特任教授(9月16日、同)、愛知産業大学の山ア方義教授(9月23日、同)、人間環境大学の山根卓二教授(9月30日、同)が登壇する。

9月2日の講座は受講料1,000円。その他は無料。問い合わせは同市市民協働推進課(23―3175)へ。

著名人講師の経歴は次の通り(敬称略)。

さかなクン
平成22年に絶滅したとされていたクニマスの生息確認に貢献。海洋に関する普及・啓発の功績が認められ、海洋立国推進功労者として内閣総理大臣賞を受賞した。農林水産省や文部科学省の大使や生物多様性リーダーを務める。27年に東京海洋大学名誉博士に就任。
畑正憲
東京大学理学部生物学科を経て大学院に進学。記録映画制作の従事を経て、昭和43(1968)年から本格的な著作活動を始める。「われら動物みな兄弟」で第16回エッセイストクラブ賞受賞。3年後に北海道の無人島に熊や馬とともに移住。著書は『畑正憲作品集』『ムツゴロウの青春記』『ムツゴロウの動物交際術』など。61年に映画「子猫物語」を監督し、21年間続いたテレビ番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」に出演した。
露の団姫
上方落語協会所属。「死」に対する恐怖をきっかけに幼いころから仏教を学び始める。高校在学中に法華経に出会ったことで落語家か尼になるかを悩んだ末、落語創始者の初代・露の五郎兵衛が僧侶でありながら説法を面白おかしく話した起源を知り、高校卒業とともに露の五郎兵衛の流れを組む露の団四郎に入門した。3年間の内弟子修業を経て、主に古典落語と自作の仏教落語を得意としている。平成23年に天台宗で出家し、比叡山行院で4度加行を受け、正式な天台僧となった。年間250席を超える高座をこなしながら、全国を奔走して仏教をPRする異色の落語家。
神野三枝
岡崎市出身。東海テレビ「さわやかフライデー」、CBCラジオ「伊藤秀志のラジオでフライデート」、名古屋テレビ「コケコッコー」などに出演。東海ラジオ「松原敬生の日曜も歌謡曲」に出演中。