岡崎公園で29日〜8月15日、名古屋市で14年目を迎える「世界コスプレサミット」(29日〜8月6日)の公認イベント「和装コスプレ聖地プロジェクト」が開かれる。和装コスプレが映える岡崎城などの歴史的な情緒あふれるロケーションを強みに、本会場の名古屋市(オアシス21、大須会場)との差別化を図る。(今井亮)
世界コスプレサミットのサテライト会場として、公認イベントが開かれるのは同公園のみ。期間中は着替え用テントを男女各1カ所設けて、受け入れ態勢を整える。岡崎城や三河武士のやかた家康館の窓口では、園内のお薦め撮影スポットを案内する。イベントの時間は午前9時〜午後5時。参加無料。
同公園を管理する岡崎パブリックサービスはオアシス21で8月5、6日に開かれるコスプレのコンテスト(チャンピオンシップ)に、グレート家康公「葵」武将隊とともに参加。会場にブースを出展し、世界コスプレサミット終了後も和装コスプレの撮影が楽しめる同公園をPRする。
担当者は「SNS(会員制交流サイト)による情報拡散などで『和装コスプレの聖地』を目指し、岡崎の歴史に目を向けてもらうきっかけにしたい」と意気込んでいる。
同公園は個人が集まってコスプレの撮影会をたびたび開くなど、コスプレイヤーからひそかな人気を集めている。
岡崎パブリックサービスによると、週末を中心に多い時では約20人のコスプレイヤーが集うという。