岡崎市制施行101周年記念式が1日、同市民会館で行われ、1100人が出席した中、市の発展に功績のあった119人と15団体が表彰された。内田康宏市長は昨年迎えた市制100周年を「岡崎の魅力を再発見するとともに誇りや郷土愛を高めることができた」と振り返った上で、「市制101周年は今後100年間の礎を築く新たな一歩を踏み出した年」と述べた。(今井亮)
内田市長は、こども発達センター(すくも)の開所や東公園動物園のアジアゾウ「ふじ子」の新ゾウ舎完成など1年間の主な事業を列挙。「岡崎の顔づくり」に位置づける乙川リバーフロント地区整備計画と名鉄東岡崎駅周辺地区整備の進捗を報告した。乙川リバーフロント、同駅周辺地区の両整備区域については、「路上喫煙やタバコのポイ捨てなどを規制する新たな条例制定の検討を進めている」とした。
昨年10月の市長選で再選して迎えた2期目の市政運営については「1期目でまいた事業の種が続々と花を咲かせ、目で見て分かる成果が表れるようになった」とし、「政策の目的は、市民がふるさとに対して愛郷心を抱くことができる『夢ある新しい岡崎』を築き上げること」と述べ、一部の批判をけん制した。
路上喫煙やタバコのポイ捨て規制の条例化については、内田市長が市議会6月定例会の一般質問(6月9日)に対する答弁で明らかにしている。また規制する一方で、「喫煙者、非喫煙者双方への配慮として適切な場所に喫煙所を設ける予定」と分煙化に向けた姿勢を示している。