東京都内で26、27日に開かれる「第4回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール全国大会」に、岡崎市大門小学校6年4組の児童らが出場する。児童らは、全国大会という夢の大舞台に向けて日々練習で汗を流し、ダンスの完成度を高めている。(大山智也)
同大会は、文部科学省の学習指導要領で必修となった「現代的なリズムダンス」の学習成果を発表する場として、内閣府と文科省の後援で毎年開催。大会では、好きな曲を踊る「自由曲部門」と、あらかじめ決められた曲を踊る「規定曲部門」があり、同クラスが出場する小学校規定曲部門は、計14チームで優勝を争う。
同クラスは、担任の田中友二郎教諭(32)が中心となってダンス学習に力を入れており、このほど行われた全国小学校ラジオ体操コンクールでも3チームが出場し、いずれも入賞。今回はクラスの総力を結集し、舞台に立つ32人とサポート役の2人、総勢34人のチーム「十人十色」で一丸となって臨む。
本番では、規定曲「全力ランナー」に合わせて飛び跳ねたり、勢いよく駆けたりと、ステージ全体を使った元気のよいパフォーマンスを披露する。現在は大会に備えて毎日1時間ほど練習。練習中は積極的に意見を出し合い、振り付けの修正などをしながら着実に完成度を高めている。
田中教諭によると、課題は演技中の笑顔の維持と大きな掛け声。「最初は振り付けなどを指導したが、今では子どもたち自ら意見を出し合い、ダンスを作り上げている。大きな声と輝く笑顔、小学生らしい元気の良さを本番で発揮できれば、いい結果が残せるはず」と期待感を示す。
出場する神谷夏実さんは「全国大会出場が決まった日から『文部科学大臣賞(優勝)を取るぞ!』という気持ちで毎日の練習を頑張っています。応援してくれる先生や家族の期待に応え、元気と笑顔いっぱいのダンスを披露できるよう、本番では精いっぱい頑張ります」と意気込んだ。