東海愛知新聞バックナンバー

 12月17日【土】

郷土愛を感じて

Brass5 20日に15曲入りCD発売

岡崎市制施行100周年を記念し結成された金管五重奏団「Brass5(ブラスファイブ)岡崎」が20日、初のCDアルバムを発売する。

ブラスファイブ岡崎は、市内唯一のプロの常設合奏団として、同市音楽協会の会員らによって4月に結成。伝統的な金管五重奏の魅力を伝え、生演奏の普及や岡崎の魅力発信につなげようと、ゲスト奏者を交えながら各地で公演を行っている。

今回発売するCDアルバム「瞼を閉じれば、こころの響き」には、ふるさとを題材としたオリジナル作曲・編曲による全15曲が収録されている。情景組曲「江戸のふるさと岡崎」は、岡崎城や乙川、三河武士など岡崎の誇る歴史や城下町の情景をイメージし、市内在住の作曲家が手掛けた5曲で構成。組曲「桜―sakura」も、メンバーの1人がピアノ組曲として作曲したものを編曲し、市の花でもある桜の開花から、花が散り新芽をつけるまでを表現した。

ほかに「ふるさと」や「旅愁」といった故郷を連想させる民謡なども収録され、目を閉じてじっと聴き入れば、まぶたの奥にそれぞれのふるさとの姿が浮かび上がる、温かさと懐かしさを感じさせる楽曲集だ。

同楽団音楽監督でトランペット奏者の澤田英司さんは「岡崎のことが大好きな方だけでなく、幅広い世代に聞いてもらい、郷土愛を感じてもらえれば」と話している。

販売価格は2,000円。購入、問い合わせは、澤田さん(090―3380―5878)へ。(大山智也)