東海愛知新聞バックナンバー

 11月18日【金】

待望のゲレンデ登場

岡崎市恵田小 伝統の落ち葉スキー開幕

岡崎市恵田小学校で冬場の体力づくりの一環として行われている落ち葉スキーの季節が、今年もやってきた。17日には、同校南側の落ち葉スキー場で開場式が行われ、全校児童63人のほか、同校と交流のある県立岡崎聾学校の児童、学区住民らが出席した。(大山智也)

落ち葉スキーが始まったのは、昭和32(1957)年。運動不足になりやすい冬場に、児童らが寒さを忘れて楽しんで体力づくりに励めるよう、毎年行われている。2年前にコースが改修され、現在はメジロ(全長27メートル、平均斜度11.9度)、カワセミ(全長31メートル、平均斜度14.6度)、ハヤブサ(全長33メートル、平均斜度15.6度)の3コースが設けられている。

開場式では、牧野守校長が「今年も落ち葉スキーにぴったりの季節がやってきました。いよいよ落ち葉スキー場の開場です」。続いて代表児童が「6年生は今年が最後のスキーです。1年生は初めてのスキーなのでうまく滑るのは難しいかもしれませんが、楽しみましょう」とあいさつした。

テープカット後には、3〜6年の代表者が模範滑走を披露した。底面に廃油を塗って滑りをよくしたスキー板を装着。転ばないよう全身でバランスを保ちながらマツの枯葉が敷き詰められたコースを勢いよく滑走すると、歓声と拍手が沸き起こった。

模範滑走をした5年生の本多拓人君は「練習が少なかったけれど、成功したのでよかった。ハヤブサコースを5秒8で滑るのを目標に頑張りたい」と話した。