東海愛知新聞バックナンバー

 10月26日【水】

全国で地域活性化を

来年2月「まちゼミサミット」

商店主が講師となって専門知識やプロのコツを教える「まちゼミ」の担当者が集う「第4回全国まちゼミサミットin岡崎」が来年2月2日、まちゼミ発祥の地である岡崎市の市民会館で開かれる。(今井亮)

全国へのまちゼミ普及のきっかけをつくった「岡崎まちゼミの会」が、岡崎商工会議所や全国商店街支援センターと共催。既にまちゼミに取り組んでいたり、これから始めたりする全国200地域の商店街の事業所や商工団体、行政の関係者500人の参加を見込む。

当日は7つの分科会が設けられる。各地で進められているまちゼミの事例を通して、まちゼミの盛り上げに欠かせない講座内容の魅力創出、参加店舗数増加の促進、効果的な広報活動などを紹介。まちゼミをきっかけとした繁盛店と顧客づくりを学び、最終目標である「地域活性化」について考えてもらう。

分科会の後は「商店街から広がる地域活性化」と題したパネルディスカッション。松井さんを含む「まちゼミ」「商店街」「地域活性化」「まちづくり」の専門家4人がパネリストを務める。サミット終了後は隣接する甲山会館で、岡崎まちゼミの会が主催する「名刺交換交流会」(参加費4,000円)が予定されている。

岡崎まちゼミの会の松井洋一郎代表(48)は「サミットは一過性のイベントではなく、今後の商売につなげてもらう取り組み。全国で展開されているまちゼミの担当者が一堂に集まる会場で情報を共有してもらい、それぞれの地域活性化につなげてもらいたい」と話している。

サミットは参加無料。11月1日から30日まで、岡崎まちゼミの会のホームページで申し込みを受け付ける。問い合わせは、岡崎商工会議所地域振興部(53―6190)へ。