岡崎市制施行100周年を迎えた翌2日、岡崎中央総合公園で、同市の“100歳”を市民で祝うイベント「おかざき100年祭」が始まった。開場前から集まった大勢の市民を前に、内田康宏市長ら関係者16人がテープカットした後、「バルーンリリース」として市民らが風船を空に放って盛大にイベントの幕開けを告げた。きょう3日まで。(今井亮)
1階のエントランスでは、市制施行100周年を記念した原動機付自転車の「ご当地ナンバープレート」の交付式があった。記念すべき「1」ナンバーを手にした6人に内田市長がプレートを手渡し、その場で原付に取り付けられた。また、100周年記念のオリジナルフレーム切手シートを先行販売されている。
武道館には2日間限定の「100年祭遊園地」が登場。生きているかのように動く恐竜ロボットの設計や組み立ての工程が見学できるほか、完成した恐竜ロボットの本物のような動きに、子どもが目を輝かせたり、怖さに泣いたりしていた。
総合体育館で開かれている「食育メッセ」では、伝馬町にかつてあった迎賓館「御馳走屋敷」をイメージしたブースが並び、代表的な名物である八丁味噌など岡崎の食文化を発信している。各ブースではいがまんじゅう、額田地区のジビエ、アユの煮干し、朝鮮通信使にちなんで韓国の伝統料理であるキムチや焼き立てのチヂミ、生マッコリなどを販売。来場したタレントの山田まりやさんが、食に対するこだわりを講演するトークショーもあった。駐車場には県内外のグルメを集めた屋台村「うまいもの市」が設けられ、昼食時を中心ににぎわった。
午後4時50分からは、公園一帯が交通規制され、園内道路を「バースデーパレード」が行進。市民サポーターと南中学校吹奏楽部による市のオリジナルパレードに続いて、東京ディズニーシーの開園15周年を記念して制作された「ドリームクルーザーⅢ」や岡崎の子どもが務めるキッズダンサーなどで構成する「東京ディズニーリゾート・スペシャルパレード」が登場し、沿道を沸かせた。