日本郵便東海支社は7月4日、 岡崎市制施行100周年を記念したオリジナルフレーム切手シート2種類 (計5060枚) を、 一部の簡易郵便局を除いた同市内39の郵便局で一斉に発売する。
2種類は 「現代編」 と 「歴史編」 で、 ともに82円切手の10枚綴り。 現代編のシートは市中心部を流れる乙川を中心にした航空写真を採用。 切手には満開のサクラの奥にたたずむ岡崎城や岡崎城下家康公夏まつり花火大会をはじめ、 市無形民俗文化財 「六ツ美悠紀斎田お田植えまつり」、 市北部の奥殿陣屋など、 現在まで受け継がれている歴史・観光資源が採用されている。
一方、 歴史編のシートは大正5 (1916) 年の市制施行宣言や当時の市役所、 図書館、 消防本部、 市立岡崎病院 (現・市民病院) の記録写真を組み合わせた。 切手は市制施行宣言をはじめ、 殿橋の渡り初め (1927年)、 岡崎競馬場(1935年)、 旧東岡崎駅 (1950年)、 伊勢湾台風による岡崎の被害 (1959年)、 市電の最後を飾った 「花電車」 (1962年) と、 100年の歩みの中にあった歴史的な節目や風景の写真を使用している。 価格は1,300円。
一般発売に先立ち、 1日から3日にかけて岡崎中央総合公園で開かれる市制施行100周年記念式と 「おかざき100年祭」 に出店する郵便局臨時出張所で先行販売する。 5日からは同社のウェブサイトでも販売が始まる。
20日は荒若仁支社長が、 内田康宏市長にシートを渡す予定。