平成28年熊本地震で、愛知県と岡崎、豊田、豊橋の県内中核3市はきょう19日から5月5日にかけて、熊本県から厚生労働省を通じて要請があった保健師を、市役所庁舎が半壊した同県宇土市に計13人派遣する。このほかにも支援が相次いでいる。(今井亮、横田沙貴)
初日の19日は第1班の県と豊橋市の保健師ら計6人が午前9時30分に出発。新幹線で向かう福岡市からレンタカーで被災地に入り、被災者の健康相談や健康チェック、避難所の衛生対策などに当たる。
派遣は3班体制。被災地での活動の引き継ぎのため、第2、3班はそれぞれ班内でA、Bの2チームに分かれる。第1班は25日まで滞在。第2班Bチーム(24〜30日)に豊田市、第3班Bチーム(29〜5月5日)に岡崎市の保健師と、業務調整・自動車の運転を担当する事務職員各1人が同行する。
県医療福祉計画課によると、第4班以降も、保健師4人と事務職員1人を1チームとして派遣を継続する予定だという。
岡崎市消防本部では、愛知県を通じた出動要請に備え、総務省から全国で唯一配備されている全地形対応型の消防車両「レッドサラマンダー」を自主待機させている。