東海愛知新聞バックナンバー

 3月31日【木】

「Brass5岡崎」結成

プロの金管五重奏

岡崎市制100周年を機に4月1日、岡崎音楽家協会から選抜された金管楽器奏者による金管五重奏「Brass5岡崎」が結成される。市内唯一のプロの常設合奏団として、オリジナルの楽曲からクラシック、ポップスまで、多彩な音色を岡崎から発信する。(大山智也)

中心メンバーは、牟田口望さん(ホルン)、吉沢香純さん(チューバ)、澤田英司さん(トランペット)、横田了さん(同)、山口珠早紀さん(トロンボーン)に、レギュラーゲストの三祢沢信さん(パーカッション)を加えた6人。三河地域を中心に公演を行う。

同市は、人口40万人近い中核市でありながら、市内を拠点としたプロのブラスバンドが存在しなかった。これを受け、同市出身の牟田口さんらが中心となり、市制100周年の節目に合わせて岡崎に縁あるプロ奏者による金管五重奏を結成した。

結成に先立ち、きょう31日に名古屋市内でデビューコンサートが開かれる。市制100周年を広く知ってもらおうと会場を名古屋に設定。オリジナルの組曲「江戸のふるさと岡崎」を含む13曲を披露し、初舞台を飾る。

前日の30日には、岡崎市梅園町のスタジオでリハーサル前の最後の練習が行われ、メンバーは本番さながらの緊張感を持って臨んだ。牟田口さんは「活動を通して多くの人が音楽に触れられる機会を作り、岡崎に素晴らしい音楽があることを知ってもらいたい」と意気込んだ。