岡崎商工会議所はこのほど、岡崎市内の会員企業向けに行った平成27年10〜12月期の景気動向調査結果を発表した。
前年同期(26年10〜12月期)と比べて「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を差し引いた値(DI)でみると、全業種でマイナス5.0。前回調査(27年7〜9月期)よりも9.9ポイント上昇し、3期連続の改善となった。サービス業では18.1ポイント上昇し、プラス領域に到達。全体を押し上げる要因となった。
一方で来期(28年1〜3月期)の先行き見通しは3.9ポイント減のマイナス8.9に落ち込んだ。サービス業は反動から12.6ポイントの大幅な下落を見込む。
また、景気回復の指標の1つにもなる設備投資に関する調査を半年に1度実施。
27年下半期(7〜12月期)に設備投資した企業は全業種で50.5%と過半数。業種別では製造業が63.2%で最も高く、内容は「機械」が47.1%で最多だった。
28年上半期(1〜6月期)の設備投資を計画している企業の割合は前回調査時と比べると微増の47.3%だった。投資行動は、景気の回復傾向を背景に活発化してきているとみられる。
調査は1月5〜21日に実施。回答したのは203事業所(回答率45.9%)。