今年も残すところ3週間弱―。新年を清々しい気持ちで迎えようと、岡崎市内では、すす払いや門松設置、来年の干支「申」にちなんだ企画などの準備が着々と進んでいる。(竹内雅紀、今井亮)
藤川町の臨済宗妙心寺派一畑山薬師寺(大峠泰信管長)では、信者が12日午前9時30分から本堂前でジャンボ門松の設置を始めた。
市内で採れた約7メートルの竹3本を2セット用意し、直径約1メートルの土台を2つ作った後にそれぞれの中央に配置して立てていった。センリョウや葉ボタンなどの飾り付けは20日に行うという。作業した信者の1人は「今年も残りわずか。いい気分で新しい年を迎えるためにも、このジャンボ門松はしっかり設置しないとね」と笑顔で語った。
この日は、本堂の大掃除のほか、参道・遊歩道の落ち葉拾いや側溝の掃除などを信者が手分けして行った。
岡崎市北部の観光施設「奥殿陣屋」に、葉ボタンで来年の干支「申」をかたどった巨大な絵が登場した。
施設の作業員が、白や赤の葉ボタン1877株を使って縦24メートル、横12メートルの絵を10日間かけて作り上げた。愛きょうのある顔に仕上がり、施設側は「年賀状に使用する写真にもお勧めです」と話している。見頃は来年2月初旬まで。