東海愛知新聞バックナンバー

 11月27日【木】

秋篠宮家に献納

岡崎・六ツ美悠紀斎田の復刻米「萬歳」

六ツ美悠紀斎田100周年記念事業実行委員会の野村弘会長ら4人がきょう27日、今年で100周年を迎えた岡崎市の無形民俗文化財「お田植えまつり」(同市地域交流センター六ツ美分館)で田植えをした苗から収穫した復刻米「萬歳」を秋篠宮家に献納する。

野村会長らは午前10時30分に東京都港区の秋篠宮邸を訪れ、桐箱に収めた萬歳1キログラムを献納する予定。この後、大正天皇陵(多摩陵)にも1キログラムを供える。

6月7日に行われたお田植えまつりは、大正天皇即位の大嘗祭の悠紀斎田に選ばれた六ツ美地区で執り行われた大正4(1915)年のお田植えまつりから100周年に当たり、秋篠宮ご夫妻がご臨席された。

当日は、お田植え唄やお田植え踊りに合わせて早乙女24人が「萬歳」の苗を200平方メートルの斎田に植え、10月4日に稲が収穫された。同実行委員会は今年収穫した献納分を除く萬歳を日本酒の原材料に使用するほか、販売も予定している。(今井亮)