東海愛知新聞バックナンバー

 8月15日【土】

3城郭の変遷たどる

静岡・岡崎・浜松 来月から家康サミット

家康公400年祭を連携する静岡、岡崎、浜松の3市で、9月5日〜12月13日、「家康サミット三都物語」が開かれる。3市で行われている発掘調査の成果をもとに、徳川家康にゆかりのある駿府、岡崎、浜松の各城郭の変遷をたどっていく。(今井亮)

静岡市は、駿府城下町絵図などを展示する企画展「武SHOW徳川家康」(9月5〜27日)を、同市役所本館1階「市民ギャラリー」で開く。学芸員によるギャラリートークと歴史講座もある。

岡崎市は10月17日に、同市図書館交流プラザ(りぶら)でシンポジウム「家康の城を考える」を企画。城郭史に詳しい滋賀県立大学の中井均教授と広島大学大学院の三浦正幸教授が講演するほか、3市の文化財担当職員が調査事例を発表する。担当者は「学術的見地を含めて岡崎城を知ることができる機会」と話している。

浜松市では12月13日にアクトシティ浜松コングレスセンターで「発掘が語る家康の軌跡」と題した討論会。3市と静岡県教育委員会の文化財担当者が、調査の比較から家康の軌跡を考察する。

問い合わせは静岡市歴史文化課(054―221―1085)、岡崎市社会教育課(23―6653)、浜松市文化財課(053―457―2466)へ。