岡崎市と岡崎商工会議所は、新商品開発と販路拡大を支援するセミナー「『売れる』商品開発研究会」に参加する中小企業を、22日まで募集している。セミナーでは、食品製造・販売企業を対象に、構想やアイデアにとどまっている新商品を開発し、10月10日から12日までイオンモール岡崎で販売する実践型のカリキュラムになっている。
新商品の開発には「観光」をテーマに盛り込んでもらう。講師の中小企業診断士2人によるマーケティングやキャッチコピー、ウェブ販売促進に関する研修(個別相談会含む)を、7月2日から9月10日までに同市福祉会館や図書館交流プラザ(りぶら)で計4回開催。希望する4社には、研修期間中の7月22、23の両日に名古屋市港区のポートメッセなごやで開かれるイオンの合同見本市に出店でき、新商品に対するバイヤーの反応を見ることができる。
研修期間後は、同市、同商工会議所、イオンモール岡崎の関係者が出店審査を行い、選考された企業が同店で新商品を販売できる。
最終日の10月15日は開発を振り返り、各企業の今後の事業戦略に役立ててもらう。同市商工労政課は「セミナーを新商品の継続的な販売につなげてもらいたい」と話している。
参加費は1社1,000円で、販売催事に伴う経費が別途必要となる。全日程に参加できることが条件。申し込みは市政情報コーナーや同商工会議所にある用紙に必要事項を記入し、同商工会議所中小企業相談所(53―6500)へ。