岡崎市は、配偶者の勤務などで日中に家族らによる支援が受けられず、体調不良などで家事や育児が困難な妊婦と出産後間もない母親を対象に、ヘルパーを派遣する「産前産後ホームヘルプサービス」を7月1日から実施する。国の交付金を活用した市独自の子育て支援事業で、今月15日から申し込みの受け付けを始める。(今井亮)
社会福祉協議会、シルバー人材センター、福祉事業団と市に登録した民間のヘルパー派遣事業所4社から、対象者が希望する条件に合致した派遣元を選択する形となる。
ヘルパーの利用限度は1日に最長で4時間。1日2回までの派遣回数に準じて派遣時間を分割することができる。累計60時間に達した時点で利用は終了となる。利用できる時間帯は、年末年始を除く午前8時から午後6時まで。利用料金は1時間当たり600円で、生活保護受給世帯・市町村民税非課税世帯は無料となる。
利用に伴い、妊婦は母子手帳が必要で、母親は6カ月以内(双子以上の多胎児の場合は1年以内)の産後期間であることが条件。出産のための里帰り中は対象外となる。
申し込みは市のホームページからダウンロードできる申請書、母子手帳や印鑑などを持参し、同市役所東庁舎1階の家庭児童課(23―6745)へ。
ヘルパーの主なサービス内容は次の通り。