東海愛知新聞バックナンバー

 2月11日【水】

冠面者3人決まる

21日・岡崎 天下の奇祭 滝山寺鬼まつり

岡崎市滝町の滝山寺で21日、愛知県無形民俗文化財「滝山寺鬼まつり」が開かれる。このほど主役の冠面者3人が決まった。

祖父面は無職石原義正さん(70)、祖母面は会社員松田修さん(65)、孫面は同市常磐小学校3年横山遥彦君(9)。いずれも滝町在住。

天下泰平や五穀豊穣を願う鬼まつりは、天下の奇祭として親しまれている。

国の重要文化財に指定されている同寺の本堂に祖父、祖母、孫の面をかぶった3人が登場し、全長2.5メートルのたいまつを持った人たちが鬼を追い、建物全体が火に包まれる様子は見どころ。クライマックスの火まつりは午後7時45分から。

1時から宝物殿と本堂で寺宝展が始まり、3時に大たいまつと12人衆行列が三門を出発。4時30分から本堂で太鼓奉納があり、1時間後に仏前法要。その後、長刀御礼振り、豆まき、田遊祭と続き、火まつりへと移る。

問い合わせは、同寺(46―2296)へ。(竹内雅紀)